虫や鳥が見ている世界 浅間茂

あなたの知らない世界をあなたへ

「生き物や自然が好きだけどマンネリ気味、ワクワクする自然の世界を知りたい、ただただ生き物が好き、新しい写真にチャレンジしたい。」

そんなあなたに、おすすめの本を紹介します。

この記事を書いている私は、自然観察は10年以上、数多くの自然・生き物関係の本を読み、赤外線撮影カメラを自作した経験から、この記事を書いています。

私たちはヒトは、自分の見ている世界を当たり前の世界だと思っていますが、じつは違います。なぜなら、ヒトの目は、赤・青・緑の三色しか見えていないからです。

そんなことを聞くとあなたは「え!?黄色や茶色とか見えてるし」と、思いますよね。

でもね。その黄色って黄色が見ているわけではありません。

ヒトは、網膜に赤・青・緑の3種類の錐体細胞をもっています。赤なら赤の錐体細胞、青なら青の錐体細胞が反応することで、色を認識しています。では、黄色はどうかというと…赤と緑の錐体細胞が反応します。赤と緑錐体細胞が反応したから、脳が黄色と判断したのです。

有名な赤・青・緑を重ねると白色になる光の三原色は、ヒトが「3色型色覚」だからこそ。赤・青・緑の錐体細胞が反応したら、脳が白と判断するのです。

おもしろいのが「3色型色覚」は、全ての哺乳類がもっているわけではないところ。二ホンザルのような旧世界ザルは「3色型色覚」ですが、メガネザルのような新世界ザルは「2色型色覚」です。この「2色型色覚」は赤と緑を識別できません。つまり、私たちが目にする、柿を食べるニホンザルは「3色型色覚」だから、赤い柿を柿として認識して食べることができるのです。

私たちの身近でも、ウシ・イヌ・ネコ・ウマは色の識別が弱いことは有名です。

では、他の生き物はどのような世界を見ているのだろうか?

そんな疑問に答えてくれるのが、本書『虫や鳥が見ている世界』です。