標準

撮影を楽しむレンズ ノクトン 58mm F1.4 SL II s

フォクトレンダーノクトン58mmF1.4

デジタルカメラのオート機能でパッと撮影するのではなく、

ファインダーを覗き、じっくりと操作を楽しむ撮影スタイルにピッタリなレンズ。

それがフォクトレンダーのノクトン58mmF1.4です。

この記事で紹介するポイントは

①描写力の高い、短焦点レンズであること

②主題を少しだけ主張できる58mmであること

③とにかく明るい、F1.4であること

④写真撮影の醍醐味、マニュアルフォーカスであること

⑤意外と安いこと

の5つです。

各メーカーから標準域である50mm前後のレンズは多く発売されています。

数あるレンズの中から、フォクトレンダーのノクトン58mmF1.4を選んだのか、お話します。

D750の標準域レンズが欲しい

D7000からステップアップして手に入れたフルサイズのD750。

フルサイズの吐き出す描写は素晴らしく、虜になりました。

また、D750は操作性も良く、ボディの比較的小さいので持ち出すのに苦痛になりません。

D750の導入当初は、広角専用ボディと考えていましたが、あまりに良いボディなので普段使いをしたくなりました。

普段使いとして考えたシチューレーションが旅行です。

全国の見たことのない地へ行くのは大変楽しく、刺激的です。

しかし、群馬県から距離が離れると、また行くのは難しくなります。

そんな、旅行の思い出を残すために新しいレンズが欲しくなりました。

普段使いレンズに求めた点

D750の普段使いレンズには、第一に単焦点レンズから選ぶ事は決めていました。

あとは、焦点距離、開放値、メーカー、価格,etc

各社のレンズカタログを参考にしながら、レンズを選びます。

そのレンズ選びの中で重点を置いて気にしたのが、

①高い描写力の単焦点レンズ
②35mm換算で50mmよりも長い焦点距離
③ボケを楽しむため、開放絞り値はF1.8以下
④操作が楽しくなる質感
⑤値段

この5です。

それぞれ、具体的に説明を続けます。

①単焦点レンズ

まず、D750の普段使いレンズに単焦点レンズを選びました。

D7000では、一通りのズームレンズや単焦点レンズを持っています。

そんなレンズから、便利なズームレンズを使うことも多々ありました。

野外活動中や旅行では、いる位置から撮影せざるをえない状況もありますよね。

そんな状況でも、思い描いたイメージに近い撮影を出来るのが、ズームレンズです。

しかし、

長年、撮影を続けているうちに、便利なズームレンズを使う頻度が減ってしまいました。

理由ですか?

だって、単焦点レンズは写りがいいんだもん!

単焦点レンズは、描写が丁寧で、ボケも綺麗です。

ヌケもいいので、イメージしたままの写真を撮る事が出来ます。

(ズームレンズは少しモッサリした感じがします。)

そのため、私は単焦点レンズに信頼をおいています。

みなさんには「このレンズなら信頼が出来る!」と言うレンズはありますか?

シチュレーションが厳しい状況でも、抜群の画を出してくれるのが、単焦点レンズです。

単焦点レンズは焦点距離は変わらなく、不便さはあります。

でも、使い続けると、目が単焦点レンズになるので問題ありません。

「35mmなら、この位置から撮影すればイメージ通り」と直ぐにわかるようになります。

ズームレンズではこの感覚を身につけるのは難しいですよね。

②50mmよりも長い焦点距離にすること

旅行での使用を考えると、候補に挙がる焦点距離は、35mmと50mmです。

35mmは近接撮影できるレンズも多く、扱いやすい焦点距離ですね。

写る範囲も比較的広いのでスナップ撮影にも向いています。

しかし、撮影方法にもよりますが、ボケ量が少なく、平凡な写真になる傾向があります。

そもそも、AI AF Nikkor 35mm f/2Dを持っています。

同じ焦点距離の単焦点レンズは今は必要ないので35mmは除きます。

それでは、50mmはどうでしょうか?

AI AF Nikkor 35mm f/2DをD7000に装着すると約50mmレンズとして使えます。

また、AI AF Nikkor 35mm f/2Dにケンコー1.4倍のテレコンバーターを着けてD750で使用してみました。

約50mmレンズとしてD750で使えます。

50mmを35mmと比較してみると、が画角の狭さとボケ量が違います。

50mmは画角が狭く、ヒトの目で注目している状態の写真が撮影出来ます。

ボケ量も大変多く、被写体をしっかりと主張出来ました。

これらの事から、35mmよりも50mmを選ぶことにします。

ただ、50mmで撮影した時に、もう少しボケを生かして撮影をしたいと感じました。

そこで、D7000で使用していて扱いやすいと感じた、AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8Gの焦点距離を参考にすることにしました。

(D7000はAPS-Cなので、35mm換算で60mmマクロレンズになります。)

60mmは50mmよりもボケ量が多く、画角も旅行先でも使いやすいと感じ、50mmよりも長い焦点距離60mm前後に決めました。

③開放F値は1.8以下

②でAF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8Gを参考にすると述べました。

そう、このマクロレンズは開放F値は2.8です。

マクロレンズなので、絞り込む前提のレンズなので、F2.8なんですよね。

注意していただきたいのは、F2.8でも十分ボケます。

特にAF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8Gはマクロレンズなので、被写体に近づいて撮影が出来ます。

被写体に近づいた状態では、F2.8でもピントは薄くなります。

でも、せっかくのフルサイズ、もっとボケを楽しみたかった!

フワッとしたボケはやはり、F1.8以下かなーなんて安易に考えました。

F2.8でもピント面が薄くて、ピントを合わせるのが大変なのは分かっています。

日中に開放絞りで使うにはNDフィルターで、わざと光量を落す必要がることもわかっています。

F1.8以下が必要な薄暗いシチュレーションでの撮影も殆んどしません。

ただただ、ボケの撮影を普段から楽しみたくて、開放絞り値はF1.8以下に決めました。

④マニュアルフォーカスであること

今では多くのレンズがオートフォーカス機構を持ち合わせています。

そんなレンズも切り替えスイッチで簡単にマニュアルフォーカス仕様に変更は出来ます。

でも、フォーカスリングの質感や操作性が良くないレンズが最近多いと思います。

どうしても、値段の兼ね合いから、仕方ないとは思います。

ですが、せっかくボケを楽しむレンズを選ぶなら、フォーカス操作も楽しみたいですよね。

ファインダーを覗き、フォーカス操作でピントを微調整する作業を楽しめるレンズを選びたいと思います。

1枚1枚、気持ちを込めて丁寧に撮影を楽しみたいのです。

そこで、オートフォーカス機構が元からないレンズを選べば、フォーカスリングの操作性も快適なんじゃない?といった安易な感じでマニュアルレンズから選ぶ事にしました。

⑤値段

最後は大切な値段です。

お金があれば、欲しいレンズをどんどん購入出来ます。

しかい、そんなわけもなく、予算を決めなければいけません。

そこで、今回は8万円以下にしました。

理由はレンズ枚数の少ない単焦点レンズで、オートフォーカスなし、もちろん手振れ補正機構も無くなれば、8万円以下で十分なレンズがあると考えたためです。

10万円を超えるレンズは最新の機構や技術が入っており、私の求めているレンズよりもオーバースペックです。

そこでハイスペック10万円よりも低くしました。

もちろん、安ければ安いにこしたことはありません。

余った予算を次のレンズ購入に回すことも出来ます。

おさらい

D750の普段使い用レンズに求めるは、

値段が8万円以下のマニュアル操作が楽しく、焦点距離が60mm前後の開放絞り値がF1.8以下の単焦点レンズ

このようなレンズになりました。

それでは、この希望からレンズにたどり着く説明をします。

希望レンズへの道

金額は8万円以下

これにより、大分レンズが絞られます。

最新の機構や構造が施されているレンズは基本的に10万円越えです。

この金額を8万円以下とした段階で候補を減らすことが出来ました。

あまり候補があっても買えなければ意味ないですしね。

マニュアル操作が楽しい

マニュアル操作を楽しむため、カールツァイスを候補に挙げました。

レンズの質感も評判が良いようでしたが、金額面で候補から外しました。

そこで目をつけたのが、カールツァイスを製造してるコシナのフォクトレンダーです。

焦点距離は60mm前後

焦点距離だけを考えれば候補は、フォクトレンダー58mm、タムロン45mm、シグマ50mm、ニコン50mmです。

ニコンの58mmは評判が高いですが、値段もべらぼうに高いので論外です。

短焦点レンズで開放絞り値はF1.8以下

このF1.8以下はマクロレンズ(F2.8)を選ばなければ、大抵の短焦点レンズは1.8以下なので問題ありません。

最終的に

これまでの内容から様々なレンズを候補に挙げてみました。

しかし、金額を8万円とした点が難易度を上げていたようで、多少の金額アップも踏まえて考えてみました。

てか、調べているうちにカールツァイスが欲くなってしまった!

しかし、最終的に選んだレンズは、

D750用の標準レンズは

VoightLander NOKTON 58mm F1.4 SL Ⅱsに決定!

選ばれたレンズ

VoightLander NOKTON 58mm F1.4 SL Ⅱs

なんかオシャレー!!

すげーオシャレーなレンズです!!!

しかも、レンズキャップの文字読めねー!!!!

このレンズが、VoightLander NOKTON 58mm F1.4 SL Ⅱsです。

VoightLanderはフォクトレンダーと読みます。

ブランド名です。

オーストリア生まれ、ドイツ育ちの光学機器メーカです。

1999年より長野県にあるメーカー コシナが製造・販売しています。

コシナのHPはコチラ

みなさん大好き信頼のmade in japanです。

横から見るとこんな感じ。

オシャレー!

フィルム時代のレンズのような重厚な外観となっています。

今のレンズって、安っぽい質感の物が多くませんか?

材質は値段に影響するとは分かっていても、どうせ○万円するのであれば、

質感の良い物が欲しいですよね。

こちらは、ほとんど同じ焦点距離になるAF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G。

プラスチック感が少し、安っぽいですよね。

(値段が安く、使い勝手もいいので初めての交換レンズにおすすめです。)

みなさんの中にも、このプラスチック感に飽きてしまった方がいると思います。

熱が出るほど悩んでいませんか?

そんな方にお薬出しておきます。

どうぞ、手にとって見て見て下さい。

はい、NOKTON 58mm F1.4 SL Ⅱsです。

D750に付けておきますね。

レンズフードは外観を重視して、ニコンのHS-14を選びました。

フードの全長は少し長いですが、ケラれる事なく使用出来ます。

質感もレンズ同様の鉄なので、重厚な感じが気に入ってます。

それにしても、カッコイイ。

ただただ、カッコよさに目を奪われます。

熱が冷めずに上がってしまいます。

NOKTON 58mm F1.4 SL Ⅱsはこんなレンズ

単焦点レンズ。

NOKTON 58mm F1.4 SL Ⅱsはズームの出来ない単焦点レンズです。

みなさんは単焦点レンズを持っていますか?

今まで、キットズームレンズを使い続けてきた方は、

単焦点レンズを使うとビックリする事間違いなしです。

「これが、今までと同じカメラなの?レンズでこんなに変わるの!?」と。

それは、単焦点レンズは明るいレンズが多いからです。

明るいレンズとは開放絞り値(F値)が小さい点で見分ける事が出来ます。

単焦点レンズならF1.4~F2.8が多いです。

初めて購入したカメラについていたズームレンズをお使いなら、

開放絞り値はF3.5-5.6が多いのではないでしょうか。

簡単に言ってしまうと、このF3.5とF5.6が開放絞り値になります。

(F3.5-5.6なら焦点距離によって開放絞り値が3.5~5.6間で変化する。)

では、このF3.5-5.6とFが低いレンズ(F1.4やF1.8)では何が変わるのかというと。

大きくボケを生かした写真が撮れます。

そもそも一眼レフは、被写体の後ろに広がるボケを生かした写真が撮りたくて購入した方が大半ではないでしょうか。

では、質問です。

みなさんは思い描いていた、ボケのある写真は撮れましたか?

多くの方が「撮れない!」と答えてくれたはずです。

技術や設定の問題もありますが、ボケない一番の理由はレンズです。

ボケに憧れてカメラを買ったのに、付いてくるレンズはボケないレンズ・・・

これではカメラは面白くありませんよね。

重いカメラをわざわざ持ち運んでいるのに、撮れる写真はスマフォと変わらない。

むしろ、スマフォの方が綺麗!と言う方もいるでしょう。

そんな悩みを抱いている方にこそ、おススメしたいのが単焦点レンズです。

NOKTON 58mm F1.4 SL ⅡsはこのF値が1.4の単焦点レンズです。

つまり、ボケボケの写真が撮れる明るいレンズです。

焦点距離は58mm

58mm?50mmじゃないの!?

標準レンズとして話題が耐えないのは35mmor50mmです。

初めての単焦点レンズを選ぶ際に迷うのも35mmか50mmですね。

58mmなんて聞いた事がない方が多いでしょう。

この58mmは昔のレンズの光学系を引き継いますが、

当時は50mmではF1.4の明るいレンズが作れなかった。

(実用できるレンズという意味。)

技術のある今では問題なく50mmF1.4が作れるのですが、

F1.4の明るさを実現するなら、58mmの方が高性能で無理のない設計になるわけです。

つまり、昔からある写りがサイコーの標準レンズが58mmという事。

汎用性の高い50mmよりも、ほんの少し被写体を強調できる58mm。

私はこの60mmあたりの焦点距離が大変使いやすいため、

初めてレンズを買う方は60mmあたりを選ぶのもありだと思っています。

金属製

外装の堅固な存在感と質感はプラスチックには感じられない

常に触れていたいレンズ。

それが、このNOKTON 58mm F1.4 SL Ⅱsです。

ハイサイクルの生産性!?なにそれ、美味しいの?

金属に刻み込まれた加工がそんな量産主義を吹っ飛ばしてくれます。

マニュアルフォーカス

オートフォーカスが普通のこの時代、NOKTON 58mm F1.4 SL Ⅱsはマニュアルフォーカスです。

オートフォーカスが普通になりすぎて、マニュアルフォーカスがどんなものか分からない方もいると思いますが、用は自分でピントリングを操作してピントを合わせるレンズです。

カメラのボタンを押してもピントは合いません。

そんな手間なレンズ、難しそうに感じるかもしれませんが、その手間が楽しい!

被写体に向き合い、じっくりと撮影する。

その時間がマニュアルフォーカスは感じられます。

手振れ補正なし

このレンズにそんな機構は当然付いていません。

ただ、それが逆にいいのです。

手振れ補正が必要となるのは暗くシャッタースピードが得られない場面ですね。

このレンズ、開放絞りはF1.4のため、大抵のシチレーションはISO感度を上げたりすればなんとかなります。

でも、私が言いたいのは、「明るいレンズだから暗くても大丈夫だよ。」とか、そんな事ではない!!

私はこのレンズこそ、三脚を使って撮影してもらいたい!!

58mmを三脚で使うの!?アホなん!?

そんな事を思う方もいると思いますが、私はマジです。

このレンズはF1.4~F16までありますが、この絞り値の変化で同じレンズとは思えない描写を叩き出します。

特にF1.4~F4はその傾向が強く、同じ被写体を撮影していても、光の当たり方や少しの背景の違いで全然違う写真になります。

この違いを三脚を使ってじっくりと楽しんでほしいのです。

手振れ補正がないからこそ、フレーミングを大切にして撮影をして下さい。

最後に

一風変わったこのレンズ、手を出すのには勇気がいると思います。

しかし、こんなレンズが製造を続けられているには、それだけ良い物だから。

次のステップアップに新しいレンズを考えている方。

長く使える傷すら味となるレンズをお探しの方。

このNOKTON 58mm F1.4 SL Ⅱsを候補に考えてはいかがでしょうか。

レンズ沼にはまりましょう。