「他人とは違ったレンズを使いたい。マンネリ気分を払拭したい。驚く写真が撮りたい。」
こんな悩みを持っているなら、魚眼レンズを試してみてはいかがですか?
魚眼レンズで見たことのない景色を切り取る
私は写真歴10年以上。Nikon製品をメインに使っています。
レンズも超広角から望遠まで多数所有。もちろん、魚眼レンズも所有。
その経験を活かして、魚眼レンズの魅力をお話しします。
目次
魚眼レンズの種類
Nikon 魚眼レンズラインナップ
- AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E EDはズームレンズです。FX機種なら、【円周魚眼】と【対角線魚眼】両方の効果が得られるNIKKOR初のレンズ。最新のレンズ設計とズーム式のため価格が高め。
- AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G EDはDXセンサー専用の魚眼レンズです。DX専用なので価格がリーズナブル。最短撮影距離が0.14Mなど、初めての魚眼レンズでも扱いやすい。この魚眼レンズを選んでおけば、間違いありません。
- AI AF Fisheye-Nikkor 16mm f/2.8DはFX機種対応の魚眼レンズです。DX機で使用すると魚眼レンズの魅力が少なめ。FX機種を予定している方向けレンズ。
魚眼レンズの魅力
魚眼レンズの魅力は、なんといっても画角の広さ。
風景など広い範囲を広角レンズで撮影すると、遠近感が出て良い風景写真になりますが、そんな広角レンズよりも、圧倒的に広い画角・遠近感のあるレンズが、魚眼レンズです。クセが強いですが、魅力も多い。それが魚眼レンズです。
しかし、魚眼レンズはレビューも少なく、存在自体知られていないレンズでもあります。
私が魚眼レンズを知ったのは、カメラ雑誌の投稿ページ。
魚眼レンズで撮影されたユニークな作品に、心を掴まれました。
初めて見た独特な世界。
そのインパクトから、AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G EDを直ぐに購入。
AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED
DX専用魚眼レンズ
AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G EDはDX専用の魚眼レンズです。
現行機種なら、D500やD7500、D5600、D3500で使えるレンズ。
両機種とも型落ちのカメラボディですが、操作性や画質に問題はありません。
実はFX機種でも、DX専用のレンズで撮影を楽しめます。
DXに切り替えるって機能を使います。
DX切り替えだと画素数が1000万まで減りますが、ブログやSNSは1000万画素でも問題ありません。
そこで、私はFXセンサーのD750とAF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G EDの組み合わせで撮影を楽しんでいます。
AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G EDの180°の世界
見るものを圧倒するダイナミックな画。これこそ、魚眼レンズの魅力です。
見慣れた景色もこの通り。
外観特徴
重さはなんと325g。単焦点レンズの中でも、大変軽量・コンパクト。
カバンの空いているスペースに入れておけるサイズなので、気になる景色を気になるタイミングで、撮影が楽しめます。
AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G EDは小型レンズですが、取り回しを考えると、ボディは少し大きめで丈夫な機種がおススメです。
現行機種なら、D500やD7500です。
フォーカスリングは少し細めです。多くの方はAFで使うので問題ありません。
単焦点レンズですが、ピントの位置でレンズが少し前後します。
無限にピントを合わせている状態が最もレンズが短い状態。
最短撮影距離にすると、微かにレンズが前に出てきています。
ズームレンズと違い、際立ってレンズが伸びる事はありません。
魚眼レンズで最も多い失敗が、写真に指が入り込む事です。
AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G EDはレンズがコンパクトなので、意識しないと操作やホールド時に、指がレンズに入る失敗をします。
撮影時はこんな感じです。
ね?なんだか窮屈そうでしょ?
慣れれば問題ありませんが、右手の位置は気を付けて撮影をする必要があります。
昆虫撮影でも、AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G EDは活躍しており、不安定な状況で撮影する事もしばしば。
ファインダーを覗かずに撮影する場面も多く、手だけでカメラをホールドしてブレを防ぎます。
不安定な状況でカメラを支える補助具として、バッテリーグリップを使っています。
バッテリーグリップで、扱いやすさが格段に上がります。
ただ、バッテリーグリップの導入は、軽量・コンパクトのAF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G EDの長所を消す事にも繋がります。
あなたの撮影スタイルに合わせて、バッテリーグリップは検討してみて下さい。
レンズ先端から3㎝まで
このレンズ最短撮影距離は0.14m。
最大撮影倍率は0.2倍
小さな昆虫だって寄って撮影が出来ちゃいます。
レンズ先端から3㎝まで被写体に近づけるので、クローズアップ撮影が大得意。
F2.8
開放絞りはF2.8と明るいレンズです。
広角は基本的には風景撮影のように絞って使う場合が多いです。
そのため、広角レンズはF3.5でも問題はありません。
でも、先ほど述べたようにAF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G EDは被写体に近づけます。
被写体に近づけば、必然的に背景と距離が出来ますね。
被写体と背景との間に距離があり、F2.8なら、広角レンズでもボケを楽しむ事が出来るんですよ。
つまり、AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G EDはボケを楽しめる超広角レンズなんです。
まとめ
使用環境を考えないと意図しないモノが写るのが当たり前の180°の世界。
広角レンズの腕磨きにいかがでしょうか?
構図がハマればこの独特な世界に叶うレンズはありません!