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昆虫撮影用マクロレンズの選び方

「昆虫撮影用に新しいレンズが欲しいけど、どれを選んだらいいのかわからない。」

ニコンF系マウントを使っていて、そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

私は小さい頃から野生動物を探しにフィールドを歩き回っており、

大学では自然豊かな北海道で野生動物や昆虫の生態を調査・研究していました。

その大学で始めたのがカメラです。

もちろん、被写体に狙ったのは、自然や野生動物・昆虫たちです。

私は「一眼レフを買えば野生動物や昆虫を綺麗に写せる!」と勘違いしていたので、最初に買ったキッドレンズで必死に写す練習をしていました。

特に昆虫は、身近にいて練習にはピッタリの被写体だったのですが、小さくて全く写す事が出来ませんでした。

そんな昆虫撮影で悩んでいた時に知ったレンズが、「マクロレンズ」です。

昆虫撮影には「マクロレンズ」を使えばいい事はわかったのですが、調べてみると「マクロレンズ」にも様々な種類がある事がわかりました。

この記事では、そんな種類のある「マクロレンズ」の中から、昆虫撮影におすすめのマクロレンズを紹介したいと思います。

長年、実際に野外で撮影を続けている経験を生かして「マクロレンズ」を選びました。

では、ご覧下さい。

昆虫撮影におすすめマクロレンズ2機種

タムロン SP90mm F/2.8Di MACRO 1:1 VC USD モデルF017

マクロレンズの名玉として有名なレンズの最新モデルです。

外観は所有欲を満たしてくれる質の高いレンズになっています。

外観だけでなく、野外で安心して使う事の出来る防塵・防滴構造は昆虫撮影にピッタリです。野外って雨はもちろんですが、風による微細な砂煙が舞う時も多いですし。

特に山中では、斜面を下るとカメラが土でザラザラなんて事もしばしばあります。防塵・防滴機構造は様々な自然環境で生きる昆虫を撮影する上で忘れてはならない構造です。

また、この新しいSP90mm F/2.8Di MACRO 1:1 VC USD はシフトブレにも対応した手振れ補正機能が搭載されています。中望遠域では、気をつけていても手振れが発生してしまうものです。

特に小さな昆虫を狙う上で手振れ補正機能は強い味方になります。

FXフォーマットカメラなら90mmですが、DCフォーマットカメラだと135mmの焦点距離になります。中望遠域としては少し長めの135mmは日常生活では使いにくい焦点距離ですが、近づく事の難しい昆虫撮影では、万能に撮影出来る焦点距離です。

AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

ニコンの純正マクロレンズです。(ニコンはマクロレンズをマイクロレンズと呼びます。)

超音波モーターが採用されており、高速なオートフォーカスは動き回る昆虫にピントを合わせるのに、強い味方になります。

描写も繊細で質感やディテールが上手く表現出来るレンズです。

絞り羽枚数が9枚の円形絞りが採用されているので、自然で美しいボケを楽しむ事が出来ます。花にとまるチョウの撮影などで、自然なボケを生かしてチョウを美しく表現する事が出来ます。

手振れ補正機能はありませんが、FXフォーマットカメラで60mm、DXフォーマットカメラで90mmの焦点距離なので、手振れを考慮したシャッタースピードで撮影すれば問題ありません。

ポートレートやブツ撮りなど、日常生活でも使用しやすい焦点距離のマクロレンズなので、昆虫撮影以外でも使用出来るレンズをお探しの方にはピッタリのレンズです。

まとめ

昆虫撮影の方法は様々です。

山で撮影しても良し!庭で撮影しても良し!

そんな、昆虫撮影を楽しみやすくなるレンズをご紹介しました。

マクロレンズで悩んでいる方は、この2機種から選べば間違いありません。