服装

モンベルのクラッグステッパーが気になる

登山靴

山遊びで欠かせない道具の一つ登山靴。

平地とは違う複雑な環境を歩くには登山靴は欠かせません。

しかし、登山靴は種類がとても多く、どの登山靴が自分に合うのか悩んでしまいます。

今回は私が気になる登山靴の話。

登山靴に求める性能

masou masouの写真

私の山スタイルは、一般的な登山とは異なります。

山頂など目的地は設定していません。見つけた野生動物の痕跡をひたすら追うことを目的に山では活動しています。登山というよりも、トレッキング。

トレッキングの「山頂を目標とせず、山の中を歩き回る」に近いです。

山の木々

そのため、私は山では獣道や沢など多様な環境を歩きます。岩場も斜面も藪の中も関係ありません。

野生動物の痕跡があれば、一日の内に遊歩道も藪も水辺も木の上も歩きたいのです。

登山靴ソールの痛み

そんな変わったスタイルで山を楽しんでいたのですが、ついに履いていた登山靴が限界を迎えました。

ソールが崩れ、雨で濡れた路面で滑るようになってしまいました。

登山靴で滑る

雨で足が滑る登山靴は危なくて使えません。

崖や斜面、木の上で足を滑らせれば終わりです。活動を補助する道具で、ケガなんてもってのほか。

そろそろ靴の替え時。新しい登山靴を考えることにしました。

masou masouの写真

野生動物の痕跡を追うスタイルは変わらないので、どんな路面にも万能に対応できる登山靴が欲しいのですが、なかなか、コレ!っと思う登山靴には出会えていませんでした。

でもようやく、モンベルで心惹かれる登山靴を発見。

ゴアテックス

それがモンベルクラッグステッパーです。

今私が最も気になる登山靴。

クラッグステッパー3つのポイント

1.滑りにくい高性能ソール

トレールグリッパー

私の活動場所の一つに渓流があります。

AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G EDで撮影した川

登山靴で川の中は進めないので、渓流での移動は川から出ている岩です。川の中から出ているので、岩の表面は水しぶきで常に濡れていて大変滑りやすくなっています。

そんな岩の上も滑らずに安心して活動できるような登山靴は欠かせません。

NOKTON 58mm F1.4 SL IISで撮影した落ち葉

また、水辺の岩は水による浸食で脆くなっています。足をかけた場所が崩れるのは当たり前なんです。そこで、移動では岩が崩れる前提で足運びをしています。ただそれには、岩の質感を足裏で感じるのが大切です。

登山靴のソール

足裏の感覚を頼りに、足位置を判断する。そのため、新しい登山靴には足裏の感覚も求めたいと考えていました。

クライミングゾーン

モンベルのクラッグステッパーは、モンベル独自の高性能ソール「トレールグリッパー」が採用されています。

高性能ソール「トレールグリッパー」の滑りにくさは一般ラバーソールの1.5倍です。水辺の濡れた岩、雨や朝露などの路面でも安定した足運びが期待できます。まさに、私の希望にピッタリ!

また、クラッグステッパーには岩場での立ち込みにも対応できるクライミングゾーンがソールに採用されています。クライミングゾーンにより、バランスのとりにくい岩や木の上でも安心して野外活動ができると期待しています。

2.濡れないゴアテックス

ゴアテックス

日本の山は雨が多く、水対策が欠かせません。ウェアの防水対策とは異なり、足の防水対策は軽く考えてしまいますが、足の防水もウェア同様に大切です。

野外での撮影

足が濡れたままだと、楽しい登山も暗い気持ちになってしまいますよね。

でも、足の濡れは気持ちだけの問題ではありません。

足が濡れた状態になると、皮膚が柔らかくなります。その柔らかくなった皮膚では、登山の複雑な足の動きに耐えられず、豆などのケガの原因になってしまいます。

そのため、足の濡れはできるかぎり避けるべきです。

登山靴の外側からの濡れは歩く場所を工夫すれば対策ができます。

しかし、登山靴の内側からの濡れ対策は案外難しいもの。

登山は運動量が多いため、足からの蒸気で登山靴の中は濡れやすくなります。対策として、頻繁に靴下を替えるのが簡単で安上がりです。でも、靴下を替えるのって面倒なんですよね。

山を歩き回り、疲れ切った状態だと靴下を履き替えるのも、面倒。

そこで、靴下を替えるのではなく「ゴアテックス」で対策するのも一つの方法です。

今では多くの登山靴に「ゴアテックス」が採用されています。

「ゴアテックス」は外側から水の侵入を防ぎ、内側からの蒸気を外へ通すことのできる構造です。そのため、蒸れやすいウェアや靴に用いることで、蒸れによる濡れを防ぐことができます。

「ゴアテックス」なら、今まで避けていた場所もずんずんチャレンジできるのです。

3.お手頃な価格

クラッキングステッパーの価格は¥15,800+税です。

登山よりもハイキング用の登山靴なので、登山靴としては安いです。しかし、他のハイキング用シューズと比較すると、¥2000ほど高くなっています。

でも、けして高すぎる価格設定ではありません。

耐摩擦性や特殊なソールパターンを考慮すれば、妥当な価格と考えています。

むしろ、この価格で実際の野外で使った際の性能がどれほどあるのか、レビューしたくあります。

まとめ

20mmF1.8で撮影したヒキガエル

複雑な路面でも活躍してくれること間違いなしの登山靴、モンベルのクラッグステッパー。

滑りにくい高性能ソール「トレールグリッパー」に加え「ゴアテックス」が採用されているので、雨でもバッチリの性能です。天候を気にせず、アクティブに山を満喫したい方にピッタリの登山靴です。

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