庭に来る綺麗な鳥ってなんだろう?
よく聞こえてくる声の主って、どんな野鳥?
あなたの疑問「野鳥図鑑」があれば大丈夫です!
初心者さんにおすすめの「野鳥図鑑」3冊厳選しました。
野鳥図鑑選び、3つのポイント
あなたは「野鳥図鑑」選びに迷い、私のブログに来てくれました。
他サイトでは「野鳥図鑑 おすすめランキング 10選」といった記事を見たはずです。
それでもあなたは、私の記事にたどり着いてくれました。そもそも「ランキング・10選」では、悩むのが当たり前です。だって、初心者さんに「10選」は、候補が多すぎです。
- 掲載種数で選ぶ
- 写真派?イラスト派?
- 「鳥」に関する、基礎知識・雑学
「野鳥図鑑」には、大切な3つのポイントがあります。
その3つのポイントを考えて「野鳥図鑑」を選べば大丈夫です。初心者さんにピッタリの「野鳥図鑑」も選べます。
3つのポイントを踏まえて、初心者さんに読んでほしい「野鳥図鑑」を3冊選びました。
①掲載種数で選ぶ
このページを見ているあなたは、どのくらいの「野鳥」を知っていますか?
20種?50種?100種?日本の「野鳥」は、そんな数では全然足りません。
日本産とされている野鳥は、2012年に日本鳥学会が正式に発表した「日本鳥類目録 改訂第7版」に記載があります。
その数、24目81科290属633種
種が種数を表すので、633種類の「野鳥」が日本にいます。
いま、「…多」って思いましたね。
633種もの「野鳥」を全て覚えようとすると大変です。頭がパンクしちゃいます。
「野鳥図鑑」を掲載種数で選ぶ場合もあります。なぜなら、掲載種数が多ければ、調べれられる「野鳥」が多いので、マニアックな同定が出来ます。
ただ、掲載種数は初心者さんの「野鳥図鑑」選びにおいては、重要ではありません。
まずは初心者さんは、「野鳥」の見分けを身に付ける必要があります。そのため、身近な種類と出会える種類が掲載されている「野鳥図鑑」で大丈夫。種数でいうと300種も載っていいる「野鳥図鑑」なら、十分に身近に出会える「野鳥」を網羅できます。
②写真派?イラスト派?
「野鳥図鑑」は少し変わっていて、「野鳥」の姿が【写真掲載】と【イラスト掲載】があります。写真が溢れている現代でも、イラスト掲載の図鑑が根強く残っているのが、「野鳥図鑑」の特徴です。それぞれにメリットがあります。
- 写真掲載の図鑑のメリットは、明確に姿がわかります。複数角度の写真を掲載している図鑑が多く、もつとも普及しているタイプの図鑑です。
- イラスト掲載の図鑑のメリットは、特徴や見極めポイントがわかります。色や特徴を少し過剰に表現する事で、写真掲載よりも、似た種類の識別を容易にしてあります。
この2種類の図鑑は、それぞれ1冊ずつ持っていると便利です。
種の同定が目的となるフィールド活動では、写真掲載図鑑が役立ちます。しかし、写真だと特徴がわかりにくいので、ある程度、「野鳥」に目が慣れたら、イラスト掲載図鑑で特徴を意識して覚えるのおすすめの「野鳥」の覚え方です。
③基礎知識・雑学
「野鳥図鑑」を使う時って、大抵は「種名・サイズ・生息地域・時期・行動」です。そのため「野鳥図鑑」は、必要項目以外をギリギリまで削り、写真や種数を確保するように構成されています。専門書って、スキがないんです。だから、「野鳥図鑑」がお堅いイメージになってしまう。「図鑑」の専門性も大切ですが、ここは初心者さんの「野鳥図鑑」選びの場。
専門性よりも「野鳥」を、「好き」「興味出た」「楽しい」と感じてもらうことの方が大切です。好きになれないと学べませんよね。そのため、種の同定以外の内容が盛りだくさんの図鑑が初心者さんには必要です。
私は
「図鑑」は、まず見て楽しむものです。
子供のように、数多くの初めて見るモノに、ワクワクするのが図鑑です。楽しんで読めれば、種類なんて自然に覚えます。「次のページが気になる。」そんな「図鑑」は、あなたの野鳥好きを加速させ、知識もつけてくれます。
こう考えています。
まとめ
3つのポイントを考えながら、初心者さんにおすすめの「野鳥図鑑」3冊を選びました。
- 入門図鑑編…【基本がわかる 野鳥eco図鑑】
- 王道図鑑編…【山渓ハンディ7 新版 日本の野鳥】
- 心躍る図鑑編…【原色非実用 野鳥おもしろ図鑑】
- 【基本がわかる 野鳥eco図鑑】は、種数が少ないので「図鑑」としては微妙です。ただ「図鑑」って、種数が多いのが良い「図鑑」とは限りません。この図鑑は「野鳥」を楽しむように構成されている変わった「図鑑」です。「野鳥」習性・観察方法・基礎知識と、「野鳥」の接し方を学べる「図鑑」です。初心者さんにおすすめの1冊。
- 【山渓ハンディ7 新版 日本の野鳥】は、掲載種数が多い「野鳥図鑑」です。国内の633種の内、520種を掲載しており、あなたの「目の前の【野鳥】が載っていない。」なんてありません。写真数も約2,300点と多いので、姿を様々なアングルから確認出来ます。掲載数が多いので、図鑑に厚みがありますが、コンパクトサイズなのも魅力。図鑑の紙も柔らかく、フィールドで開きやすいように考慮されています。
- 【原色非実用 野鳥おもしろ図鑑】は、ただただ見て楽しむ図鑑。特徴を「野鳥」の種名にかけてユーモラスに描かれています。「野鳥図鑑」としては役立ちません。しかし、少し生きずらいこの時代こそ「この図鑑が必要!」と私は思います。この「野鳥図鑑」の良さは説明できません。てか、説明はいらない!絵って説明されて感動するもの、とは違いますよね。心で感じるモノです。買って後悔はしません。必ずチェックして下さい。