最近「昆虫食」の文字をよく見かけるようになりました。
私が学生の頃など「昆虫食」なんて考えもしませんでしたが、時代の流れなのでしょうか。人口増加に伴い生じる食料不足を救う可能性のあると、「昆虫食」が世界中で広がっています。日本ではまだまだ認知されていませんが、時間の問題かもしれません。
「昆虫食」が世界から注目を集める理由の1つとして、タンパク質が豊富で、環境に対する負荷が少なさが上げられます。タンパク質といえば、身体を作る構成要素で、肉や魚・卵・豆類に多く含まれています。けして摂取の難しい栄養素ではありません。
わざわざ、昆虫を食べる必要がどこにあるのでしょうか?
その疑問の答えが、「環境に対する負荷の少なさ」です。この「環境に対する負荷」や「アレルギー」など「昆虫食」にはまだまだ議論が続きそうですが、そんな難しい話は置いときます。
詳しく知りたい方は「昆虫食」の記事を参考にして下さい。
今回、群馬県の大学である高崎経済大学の学生が開発を手掛けたコオロギ入りクッキーをいただいたので食べてみました。商品名は「2030年のゴーフレット」です。
コオロギのゴーフレットとは?
高崎経済大学の学生が開発をしたクッキー。クッキーと言っても、中身はゴーフレットです。
ゴーフレットとは、薄焼き煎餅にクリームを挟んで焼いた焼き菓子。生地には食用コオロギパウダーを5%使用されています。
パッケージからは、コオロギが使用されているとは夢にも思いません。
この「2030年のゴーフレット」はカフェやセレクトショップ用にデザインされているパッケージです。
パッケージに書いてある「クリケットパウダー」の文字。
この文字の意味が分かる人は少ないと思う。
私も知らなかったが、「クリケット」とは(cricket)と書き、コオロギの英名でした。
スポーツのクリケットも同じつづり。
裏も表示も確認しましたが、「コオロギ」の文字は確認できません。
ひたすら「クリケット」との表示。
カフェやセレクトショップに並んでも違和感の内容に配慮されています。このパッケージでプレゼントされても中身にコオロギが使われているとは夢にも思いません。
別パッケージの「コオロギのゴーフレット」にはコオロギの姿が描かれています。
プレゼント用には「コオロギのゴーフレット」の方が話題にもなっていいかも。
箱を開けるとこんな感じ。
どこかで見たことのある一般的なクッキーになっています。
てっきり、コオロギの絵が描いてあったり、羽や足が見えると考えていました。笑
考えてみれば、もろ昆虫の部位が入ったクッキーなんて日本で売れませんよね。
形が分からないようにパウダーを使っています。
いただいた「2030年のゴーフレット」は(アソート)となっていて、ココナッツとカカオ味の2種類が入っています。
1箱に8枚入りで、4枚ずつ、ココナッツ味とカカオ味が入っています。
「2030年のゴーフレット(アソート)」の値段は1,530円(113円)。
これがココナッツ味。
見た目からは、何味なのかわかりにくいです。
食べて気づきましたが、箱の左側がココナッツ味、右側がカカオ味のようです。
お菓子って箱から出して食べるので、ゴーフレットの色や模様で味が分かるといいですね。
箱から出してしまうと、コオロギが入っているお菓子とはまず思いません。
食べてみました。
このゴーフレット1枚に10匹のコオロギが入っています。
あ、失礼。
コオロギではなく、クリケットが入っています。
味は美味しい。
甘くて美味しい普通のゴーフレットです。
販売元は「FUTURENAUT(フューチャーノート)合同会社」。
製造元は磯部煎餅を作っている「田村製菓有限会社」安中市にある会社。
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まとめ
日本では馴染みの薄い、「昆虫食」
世界的にブームとは言え、日本ではまだまだ認知の少ない文化です。
アレルギーの問題も考えられますが、興味がある方は食べてみてはいかがでしょうか。
住んでいる群馬県から面白い商品が販売されて、嬉しいかぎりです。