視覚

野鳥を見失った!にさようなら オリンパス EE-1

ウミネコの写真

野鳥を見失わなくなりました。

600mm以上の望遠レンズを使っているのです。

カメラボディを替えたわけでも、レンズを替えたわけでもありません。

たった10,000円の投資で、野鳥撮影の歩留まりが良くなりました。

オリンパス EE-1

野鳥は庭先や公園、森林、海など様々な環境で出会える野生動物です。

野鳥の多くはヒトの姿を嫌がり、ヒトの姿を見ると警戒します。

シグマ 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM スポーツで撮影した画像

私たちヒトが野鳥を撮影するには、野鳥の生活空間に入り込み撮影をする必要があるのです。

野鳥側は嫌な気持ち。

わざわざ、ヒトに近づく事などしません。必死にエサを探し、外敵から隠れる生活を続けます。

ヒトが不審な動きをすれば、直ぐに離れます。それが、野鳥の本当の姿。

そんな警戒心の高い野鳥を撮影するには、35mm換算で焦点距離600mmのレンズは必須です。私自身、「シグマ150-600mm F5-6.3 DG OS HSM sports」を使っています。

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM sports

望遠レンズの難点として、35mm換算の焦点距離が300mmを超えたあたりから、ファインダーで目標物を追うのが難しくなります。

焦点距離が長くなればそれだけ画角が狭くなるので、35mm換算の焦点距離が600mmなんてファインダーでは狭い範囲しか、見る事が出来ません。

シジュウカラのヒナ

そんなレンズで、動きが早く、自由に動き、サイズも比較的小さい野鳥撮影で使うのは至難の業です。

慣れていないと被写体を見失う事なんて当たり前。

下手したら、ファインダーで覗く前に逃げられる事もあります。

長い時間をかけて巡ってきたチャンスを逃さないために、野鳥撮影で使えると思った機材を紹介します。

どんな環境下でもレンズの向いている方向を見失わずに、野鳥を捕らえる便利な機材があります。

それが

オリンパスEE-1

オリンパス EE-1とは

野生動物撮影の姿

野鳥撮影で扱う焦点距離の長いレンズは、大きく重いので取り回しが難しいのが難点です。特に600mmの焦点距離をカバーするレンズなんて2㎏以上は普通です。

私が使う「シグマ150-600mm F5-6.3 DG OS HSM sports」なんてレンズの重さが2,860g。ボディは「Nikon D750」や「Nikon D7000」です。レンズとボディの組み合わせで、3,500gを超えます。

さらに、重い機材にはそれに合わせた三脚を使う必要があり、私は「ベルボン Mark7」を使っています。(現在の最新型式は「Mark7B」)重さは雲台込みで、5,510g。

野鳥撮影機材

ボディとレンズ、三脚を合わせると、9㎏にもなります。

他にも野外活動用の機材や道具も必要なので、全部で15㎏もの荷物を持ち、野外撮影をしています。

そんな重量物を運んで撮影するわけですが、それでも野生動物に出会えるとは限りません。

経験や観察から、撮影場所は選んではいますが、出会えない日もあります。

出会えれば、御の字で、野生動物が見れただけで、嬉しくなります。

しかし、目的はあくまでも撮影。

被写体をファインダーで捉えて、ズームを合わせ、シャッターを切る。この一連の動作を瞬時に行う必要があります。

理想は1秒以内。

野生動物はその場でジッとはしてくれません。

自由に行動します。

そんな動きファインダーで捉え続けるのは難しく、特にレンズの望遠側では視野が狭いので、動きに合わせてレンズを動かすと被写体を見失う事になります。

解決方法は、ズームレンズなら、焦点距離の短い側で被写体を捉えてから、望遠側にズームする方法です。

だいたいの方が行っている撮影方法です。被写体を見失わないように視野が広い状態にするのが、ポイントです。

ただ、この手法は時間がかかるので、被写体を一度ズーム側で捉えた場合は、被写体が動いてもズーム側のままで被写体を追っているのがほとんどだと思います。

いちいち視野をが広い側に戻すなら、望遠側のままで、被写体を捉えた方が早いですからね。

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM sports

私は、動く範囲が狭く、大きさも大きい野生動物に対しては、そのような手法で撮影をしています。

シカやサルなどの哺乳類です。

体が大きいので、急な動きをした場合は、レンズを操作して視野を確保するよりも、ファインダーから目を外して探した方が、早く確実です。

その際に、カメラを被写体の方向に動かします。この動きの時はノーファインダーですが、目で捉えた位置にカメラを動かし、ファインダーを覗けば、その中心で被写体が捉えられます。

この手法は、被写体の体が大きいから使える手法で、体の小さな野鳥では難しくなります。

大体の位置は合わせられますが、レンズの正面に野鳥を捉えるのが、難しいのです。

カメラの向きを合わせたのに、ファインダーを覗いたら何もいない。なんて、当たり前におこります。そうなると結局、ファインダーを覗きながら、被写体探し。また時間がかかってしまいます。

これってレンズがどこを向いているのか、わからないのが問題なんです。

被写体が大きいと、多少のズレはカバーしやすいですが、被写体が小さいと、多少のズレでも大きな影響が出てしまいます。それが、「野鳥が見つからない!」に繋がっています。

オリンパス EE-1で解決

照準器EE-1

オリンパスの製品「照準器 EE-1」は、カメラのホットシューに取り付ける方法となっており、オリンパス以外のカメラボディでも使えるアクセサリーです。

照準器EE-1

使っているカメラボディのホットシューに、はめ込むだけの簡単取り付け。外付けフラッシュと同じ要領です。

照準器EE-1

外付けフラッシュと違うのが、カメラボディ側と電気的なやりとり。「照準器EE-1」はボディと電気的なやりとりはありません。そのため、カメラボディのメーカーやカメラボディの新旧も関係ありません。簡単に言えば、着けばOK!

照準器EE-1

カメラ機材って純正以外の使用が難しいイメージがありますが、照準器は安心です。だって着いてるだけだもん。極端に言えば、ホットシューがあればコンデジにも付けられます。長い焦点距離レンズが使えるコンデジでないと意味ありませんけどね。

照準器EE-1

「照準器EE-1」は、手の平にのせられる大きさで、約8㎝・4.5㎝・3㎝。重さがバッテリーを含めて75gと持ち運びやすくなっています。

野外の活動では、機材の重量が増えてしまうので、小型で軽い「照準器 EE-1」は、カバンの空いた隙間に入れられます。スマフォのように、上着のポケットに入れても気になりません。

照準器 EE-1

カメラボディに着けるとこんな感じ。サイズも小さく、軽いので、着けたことによるカメラ操作への違和感はありません。

照準器 EE-1

「照準器 EE-1」はハーフミラーを立てることで使用が可能になります。通常時は、持ち運びがしやすいように、ハーフミラーが畳まれて収納されています。

照準器 EE-1

スライド式の開閉機構を採用しており、OPENをスライドさせるとハーフミラーが飛び出ます。

照準器 EE-1

この状態になると高さが4.5㎝から7㎝にアップします。高さが出てしまいますが、軽いので重心がズレることもなく、違和感はありません。

照準器 EE-1

「照準器 EE-1」はハーフミラーが飛び出ても自動で電源はONになりません。左側面にあるダイヤルで電源を操作します。最初、この方法だとひと手間かかって面倒と思ったりもしましたが、撮影時にはミラーを上げたまま待機が結構あります。そんな時に電源機構が連動してないので、無駄なバッテリー消費を抑えられます。

ただ、注意するべきなのは、電源を切るのを忘れてミラーを畳んだ場合です。ミラーが畳まれても電源はONなので、気づくのが次にミラーを上げるタイミングとなってしまいます。収納時には電源ダイヤルの確認は必須です。

照準器EE-1

電源ダイヤルでスイッチを入れるとレンズに照準マークが表示されます。この照準マークの色や形は「照準器EE-1」では、変更出来ません。変えられるのは、標準マークの明るさのみ。5段階で照準マークの明るさを調整する事が可能です。周囲の環境が明るい場合は、照準マークの明るさを上げると見やすくなります。私はこの5段階の明るさ調整で足りており、湖や海、山、庭先などの環境下でも問題なく見えます。

Nikon ドットサイトDF-M1

照準マークの色や形を変えたい方は「Nikon ドットサイトDF-M1」がおすすめです。希望小売価格が22,000円(税込)と少し高いですが、照準器マークの色と形が変更出来ます。変更には押しボタンが採用されています。

発売が2018年9月と「照準器 EE-1」よりも大分、遅い発売です。そのためレビューでは「照準器 EE-1」よりも改良がされており、評判がいいみたいです。リンクをのせておくので覗いて見てください。「Amazon DF-M1

照準器 EE-1

「照準器 EE-1」に話を戻します。

「照準器」の使い方として多いのが、ボディのホットシューに着ける方法ですが、野鳥撮影ではもっと特殊な方法もあります。

それが、「両眼視」です。どんな方法かというと、左目で「照準器」を覗き、右目でファインダーを覗き、フレーミングとピンと合わせをします。飛んでいる野鳥などに有効な素早く被写体を捉える手法です。

この「両眼視」は左目で「照準器」を覗くので、カメラボディの左側に「照準器」を取り付けます。また、同時にファインダーを右目で覗くため、「照準器」はファインダーと同じ高さに取り付ける必要があるのです。

簡単に説明すると、「照準器EE-1」単体では不可能です。

まず、「照準器 EE-1」取り付け部にネジは切ってありません。プレート等を取り付けられるように部品が必要になります。

照準器EE-1 両眼撮影

それらの部品とプレートを使うと「両眼撮影」が可能になります。私は「両眼撮影」は必要ないのでしたことはありません。カメラボディの横に「照準器」が付くと、ぶつけたりしそうなので。

照準器EE-1

ホットシューなら邪魔になることもなく、通常の撮影でも問題ありません。今日はカワセミのみ!と決まった野鳥しか狙わないのなら、「両眼撮影」で良いと思います。

まとめ

照準器 EE-1

小さく素早い野鳥を捉える必殺の機材が「照準器 EE-1」。

価格もAmazonなら1万円ちょっとなので高くはありません。

時間をかけて作った一瞬の瞬間を逃さないように「照準器  EE-1」を導入して、快適な野鳥撮影を楽しんでみてはいかがでしょうか。

オリンパスEE-1