機械の修理・構造

ACモーターを分解して構造を見てみるよ

ACモーターベアリング交換

様々な場所で使用されているモーター。

モーターは扇風機やパソコン、洗濯機などの家電にも使用されています。

モーターの故障原因で一番多いのが、ベアリングの破損です。

今回はACモーターを分解して、ベアリングを交換する方法をお話したいと思います。

ACモーターのベアリング交換方法

ACモーターのベアリング交換の手順

ACモーターのベアリング交換方法

今回、使用するモーターは家の倉庫で転がっていたACモーターです。

何に使用されていたか分かりませんが、内部構造を説明するには十分なACモーターです。

ACモーターのベアリング交換方法

砂埃を被っているので、作業しやすいように、砂埃を落とします。

使用する手袋は軍手を選びました。

砂埃をタオルのように軍手で払い、作業しやすいようにします。

ACモーターのベアリング交換方法

ラベルが見えてきました。

ACモーターのベアリング交換方法

このラベルに、モーターの製造元や使用電圧、アンペア、回転数などが記載されています。

そのため、モーターが故障した場合は、このラベルの表記を確認する事が重要です。

完全にモーターが故障している場合は、新品のモーターを載せかえる必要があります。

互換性を確認する際にもラベルを見て、適応する新品のモーターを探します。

ACモーターのベアリング交換方法

砂埃がある程度落ちたので、作業に進みます。

ACモーターのベアリング交換方法

軸側を確認すると、プーリーが付いていました。

今回は、プーリー抜きを準備していないため、モーターの分解が出来ない事が確定です。

モーターには、ベルト駆動用のプーリーやチェーン駆動用のスプロケットが付いていると思います。

その際には、「プーリー抜き」という工具で取り外し、モーターを分解します。

無理やりに、バールなどで外そうとすると、プーリーやスプロケットが破損する恐れがあるので、必ず「プーリー抜き」を使用して下さい。

ACモーターのベアリング交換方法

次回、「プーリー抜き」を準備してからモーターの分解に進みますが、下準備を進めておきます。

プーリーは軸に長年付いた場合だと、軸とプーリーに錆が発生して「プーリー抜き」を使用しても外しにくい場合があります。

そのため、油を染込ませてプーリーを抜きやすくします。

ACモーターのベアリング交換方法

軸に油をしっかりと染込ませます。

この際、油をあげてから、少し時間を置いたほうが、油が置くまで浸透します。

ACモーターのベアリング交換方法

砂埃が多い場合は、砂埃を取り去ってから、油をあげます。

歯ブラシは汚れを落すのに使いやすい工具の一つです。

ACモーターのベアリング交換方法

軸モーターとプーリーには、キーが入っており、キーを固定するために、押しボルトがされています。

今回の押しボルトはM8のボルトです。

そのため、10ミリの工具を使用して押しボルトを外します。

ACモーターのベアリング交換方法

ボルトを外す場合は、基本的にメガネレンチで外します。

メガネレンチなら、ボルトから工具が外れにくく、トルクもかけられるため、ボルトの頭を痛めにくいです。

ACモーターのベアリング交換方法

一度、ボルトが緩めば、スパナでボルトを緩められます。

スパナの方が、作業が早い場合がありますが、ボルトは必ずメガネレンチでボルトを緩めるのがポイントです。

ACモーターのベアリング交換方法

ボルトが外せました。

今回のモーター分解は、ここまでの作業になります。

ACモーターベアリング交換

モーターの分解は出来ませんが、配線が作業の邪魔になるので、取り外しておきます。

配線が出ているカバーを外せばOKです。

ACモーターベアリング交換

カバーにも油をあげます。

ACモーターベアリング交換

+ネジのため、+ドライバーを使用します。

+ドライバーにもサイズがあります。

今回使用する+ドライバーのサイズは№2です。

ACモーターベアリング交換

ドライバーは押し込みながら、回すのがポイントです。

力を押し込まず、ただ横に回すとネジ山を潰す原因になります。

ACモーターベアリング交換

カバーを外すと、配線が出てきました。

この部分が端子台になっているタイプのモーターもあります。

このモーターは、使用電圧によって配線の繋ぎを変えると使用できるモーターでした。

ACモーターベアリング交換

配線をカットします。

多分、ビニールテープの中がでネジで配線を繋いであると思いますが、今回は簡単にカットします。

ACモーターベアリング交換

余分な配線が無くなったため、作業がしやすくなりました。

配線を切ったら、元と同じように繋げば問題ありません。

配線を間違えると、電源が三相200ボルトの場合は、回転方向が逆になる場合があります。

回転方向が逆になった場合は、三本の内の2本を振り返れば回転方向は戻ります。

ACモーターベアリング交換

一通りの準備が終わりました。

後は「プーリー抜き」でプーリーをモーターから外して、作業開始になります。

そこで、次回の作業のために、砂埃を落としておきます。

ACモーターベアリング交換

今回のモーターは使用する予定もないため、水で砂埃を落とします。

ACモーターベアリング交換

ジョウロで水をかけながら、歯ブラシで砂埃を落とします。

歯ブラシは、ブラシ部分が細く、柔らかく、軽く、安く、作業効率も上がるのでおススメです。

ACモーターベアリング交換

砂埃が落ちると大分、綺麗になりました。

綺麗な状態なら、作業もしやすいですよね。

ACモーターベアリング交換

砂埃が落ちると見違えるようになりました。

ACモーターのベアリング交換方法

最初はこんなモーターでしたが、

ACモーターベアリング交換

こうなりました。

モーターを水で洗うと、内部に水が入り込んだり、ネジが錆びたりするので、おススメは出来ません。

モーターを再利用しなので、洗っただけですよ。

手に入れておきたい工具類

モーターについて詳細に記載されており、大変勉強になる本です。

便利な8~19mmの板ラチェットレンチセット。

片側がスパナタイプなので、補助作業にも使えます。

いわずと知れた、556。

機械作業では準備しておきたい油です。

終わり

モーターの故障で多い、ベアリング交換の様子を見ていただこうと思いましたが、工具が足らず、進みませんでした。

工具を準備して、次回に続きます。