冬の間は樹木の葉が落ち、野生動物が観察しやすい季節でした。
そんな冬から春に近づき、山を散策しているとカモシカに出会う事が多くなりました。
どうも私の散策する標高と今時期のエサがある位置がピッタリと合っているようです。
人を見ても逃げにくい個体の多いカモシカって、のんびりしていて癒されるんですよね。
そこで、しっかりとカモシカを撮影したくなり、浅間山へ探しに行ってきました。
カモシカ撮影に浅間山へGO!
長野県側から浅間山を目指します
今回は長野県側から浅間山を目指します。
群馬県前橋市からスタート。
ナビでセットすると午前6時17分頃着とのこと。
距離は84㎞。
今回は小諸市を目指すので、高速は使いません。
目指す登山口は天狗温泉の駐車場を利用するそうなので、小諸市に入り、天狗温泉を目指します。
途中、天狗温泉に向かう山道は舗装がされていない道も通ります。
ボコボコとした道が続くので、運転は少し大変でした。
この道に悪戦苦闘していると、急にヤマドリが車の前に飛び出てきて焦りました。
道を抜け、無事に着きました。「天狗温泉」
着いた時間は6時20分だったのでナビ通りの時間に着きました。
浅間山に登るには、天狗温泉の駐車場を利用します。
宿泊していない場合は、駐車料金は500円です。
駐車場はこんな感じです。
私が着いた時間でもすでに、何台も車がありました。
朝早い時間でしたが、天狗温泉の方がいたので駐車料金を払います。
日が昇る前の駐車の場合は、係りの方はいないので、下山後に払えばいいと思います。
係りの方が、車のナンバーを確認しているので、下山後に説明すれば問題ないはずです。
浅間山に登る準備をしていると、うろうろとしているブタがいました。
天狗温泉で飼育されているようです。放し飼いのブタって面白いですね。
準備を終えていざ、登山スタートです。
入口は天狗温泉の東側にあるので、直ぐにわかります。
登山口の鳥居の前にトイレもあります。
途中の火山館には、バイトトイレがありますが、利用には気持ちとして200円必要です。
それよりも、火山館までの距離がありますので、必ず登山前に済ませるようにして下さい。
登山前に念のため、道を確認します。
今回の登山は山頂が目的ではなく、「カモシカ平」の確認です。
登山スタートです。
最初は岩も少なく、歩きやすいと思いましたが、最初だけでした。
浅間山方向から川がありますが、水の色は茶色です。
登山道はこんな感じの道が続きます。
この道は最初の方なので傾斜がゆるやかですが、最後の方は大変急な登山道になります。
登山道入口からスタートして20分ほどで「一ノ鳥居」に着きました。
「一ノ鳥居」を通ると初めての分岐になります。
私は登山道は初めてなので、「不動の滝」を通る道を選びました。
ちなみに、どちらの道を選んでも「二ノ鳥居」には着きますよ。
道の分岐から20分ほどで「不動滝」に着きました。
まだ、春先だからなのか、水は大変少ないように感じました。
目指す「カモシカ平」の近くにある、火山館まで1㎞。
この時すでに、息があがっています。
「まだ1㎞もある・・・」と思いました。
時々、登山道から景色を楽しむことが出来ました。
普段登る山とは違い、不思議な景色です。
ときおり街を眺めることもできます。
登山自体には時間がかからないと考えていましたが、この時すでに7時50分。
登山口に入ってから、1時間半経過しています。
もう、汗だくで足はガクガクです。
そして目的だった、「カモシカ平」に到着です。
ネットでは、カモシカに出会ったとの情報が多数ありましたが、全く見つかりませんでした。
カモシカを見るために、思い機材を担ぎ、登山をしたのに残念です。
今思うと、食草が全く生えていなかったので、時期が早すぎたのかもしれません。
「カモシカ平」でカモシカに出会えなかったので、そのまま「火山館」に向かいます。
標高も上がるため、登山道には雪が残っていました。
急な登山道を
頑張って登ってようやく見えた「浅間山」。
この時の時間は午前8時です。
登り始めて1時間40分です。
ホシガラスやコゲラ、カケスを見ながら、ようやく火山館入口に到着です。
「火山館」はこんな感じの姿です。
なんとなく、コンクリート製の建物を想像していましたが、木造の山小屋みたいでした。
最初にお話した「火山館」のトイレです。
「火山館」のトイレはバイオトイレです。
使用限界があり、超過した場合は利用が出来ません。
トイレの利用には200円の寄付が必要になります。
火山館の敷地内にはこんな場所もあります。
「火山館」の前には机とイスも準備されており、くつろぐこともできます。
「火山館」は標高が高い場所にあるので、周囲にはまだまだ、雪が残っています。
今日は5月1日(令和)なのに雪とは。
「火山館」は利用金は必要なく、無料で利用することができます。
「火山館」の中はビジターセンターのような感じです。
登山や「浅間山」の書籍が置いてあって自由に読むことができます。
そういえば、登山道の途中のところどころで、こんな薪を目にすると思います。
立て札には「火山館」で使用すると書いてあります。
そう、あの薪は「火山館」内部を温めるストーブで使用する薪なのです。
5月1日でも、気温は低く、部屋が暖かいと心も温かくなります。
職員の方に聞いたところ、「夏でも朝は冷えるので、ストーブを使う。通年、少しでも薪を運んで貰えると助かる。」とのことでした。
登山中に余裕のある方は、薪の運搬をお願いいたします。
細いの1本でも大丈夫です。
「カモシカ平」では出会えなかった出会いが「火山館」内でありました。
骨との出会いでしたが・・・
「カモシカ」は「シカ」とつくので「鹿」だと思っている方が多いですが、「カモシカ」は「牛」の仲間です。
そのため、「鹿」は冬に角を落しますが、「カモシカ」の角が落ちることはありません。
「火山館」で身体を温めて、あとは下山です。
私は登山が目的ではないので、山頂に行く登山は殆んど行いません。
下山途中に糞を発見!量を考えるとシカの糞でしょうか。
無事に天狗温泉まで戻って来ました。
着いた時間が午前11時なので、出発してから、4時間40分ほどかかりました。
「カモシカ平」でカモシカを探した時間、「火山館」で休んだ時間、登山中に疲れて休んだ時間が想定外のタイムロスに繋がった感じの登山になりました。
登山が疲れた一番の原因は「シグマ150-600スポーツ」を持って登山をしたためです。
カモシカ撮影のためとはいえ、重いレンズを持って行くなんて馬鹿ですねー。
しかも、リュックの中も半分以上はカメラ機材。カモシカ撮影は出来ないし。
みなさんは、浅間山登山をする際は、着替えやタオルなどを多めに持って登山に挑んで下さいね。
汗をたくさんかきますので、着替えは必須ですよ。
私は汗を大変かいたので、「天狗温泉」の日帰り入浴を利用しました。
値段は日帰り入浴で800円ですが、登山の際に駐車した半券が割引券として利用できます。
半券の割引が200円されるので、600円で入浴できました。
温泉の質もよく、温度も入りやすい温度なので、登山の後の汗を流しに入ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
カモシカの撮影は叶いませんでした。
しかし、現場確認は出来たので再チャレンジをしたいと思います。