市販のカメラ機材は種類も多く、扱いやすいですが値段が微妙に高いのが悩み。
使いたい機材は多いけど、財布の中身がついて来ません。
でも、欲しい!
そんな時は作ればいいんです。
今回は自作カメラ機材に必須になる三脚取り付けプレートの話。
三脚取り付けプレートを自作
写真撮影の時に必要になるカメラ機材。
撮影状況によって必要な機材は変わります。
特に野外撮影では、市販のカメラ機材では使いづらい場合も多いです。
また、値段が高いのが機材を増やせない悩み。
野外では機材を雑に扱ってしまう場面も多いものです。
そんな機材を自分で作ると安く手に入り、ノウハウも身に付きます。
三脚取り付けプレートを自作
ブログで依頼をいただいた、自動撮影装置用ストロボ。
そのストロボ用に三脚取り付けプレートも自作しました。
撮影に使う機材は、三脚に取り付け出来ると大変扱いやすくなります。
自作三脚取り付けプレートの作り方
準備したW1/4ナット。
三脚ネジのサイズなので、取り付け側にはナットにする必要があります。
W1/4ナットはホームセンサーに売っています。
カメラ機材を自作する方は必須の部品。
続いて、金属プレートも準備。
真っ直ぐなプレートでも可能ですが、重心位置が悪くなるので、写真のタイプを選びました。
特殊道具として溶接機を使いました。
SUZKIDのImax120です。
インバーター溶接機で溶接が安定しやすく、扱いやすい溶接機です。
電源もAC200VとAC100Vで使用が出来るので、DIY好きにもおススメの溶接機。
金属プレートを加工します。
最低限の加工で済むように金属プレートを選定していますが、中心部の穴は加工が必要です。
金属プレートの元々の穴径がM5。
このM5用の穴に三脚のネジ(W1/4ネジ)は、穴が狭く通りません。
そこで、三脚ネジが通るように、穴を拡張します。
十分な下穴が開いているので、ステップドリルで一気に開けます。
金属を加工する時は、万力があると便利。
特に穴あけ加工は、固定していないとドリルと一緒に回ってしまいます。
ドリルの回転は速く、回転したプレートで怪我をする場合もあるので注意して下さい。
広げた穴にW1/4のナットを通して確認。
この穴をW1/4ボルトとピッタリにしてしまうと、溶接時に苦労する羽目になるので少し広めに開けます。
金属プレートの穴拡張の後は、塗装削り。
塗装があると溶接が安定しないので、塗装は必ず剥がします。
溶接面だけでなく、溶接機のアースをとる面も塗装を削ります。
溶接でナットが動かないように、ボルトで金属プレートを挟み込み固定します。
シルバーに見えるナットも実はメッキがされています。
(ユニクロメッキ)
金属プレートの塗装を剥がしても、溶接するナットに塗装があると溶接はやりにくいです。
ナットも忘れずに、塗装を剥がします。
ナットの位置が決まったら溶接します。
溶接すると熱でナットが溶接面に寄ってしまうので、ナットの固定はしっかりとします。
また、ナットは小さく、案外薄い。
溶接時間が長いと、ナットが使えなくなるので、短時間に済ませます。
溶接はこんな感じ。
AC200Vで溶接したので、金属プレートが溶けすぎていますが、ナットは溶接出来ました。
加工時のバリ等をサンダーで削って金属プレートを整えます。
最期に缶スプレーで塗装をして完成です。
錆対策に塗装はした方がいいですよ。
質感も良くなります。
まとめ
必要な機材は自分で作る!
手間はかかりますが、安くて、自分に必要なピッタリの機材が出来上がります。