視覚

シャープカットフィルター【赤外線撮影に必須】

赤外線フィルターに興味があるあなたへ

「赤外線撮影に興味がある。赤外線撮影に使うフィルターが知りたい。SC・IRフィルターの違いって?赤外線フィルターでいくら?メーカーは?」

こんな疑問に答えます。

SC・IRフィルターの基礎知識

赤外線カットフィルター

光の波長300~1,100nmの間で、ある波長以下の光を完全に吸収し、これより長い波長の光だけを通過する用に設計されたフィルターをシャープカットフィルターと呼びます。

SCはSharp-cutの頭文字です。

富士フイルムのSCフィルターには、370nm以下の波長をカットするSC-37~740nm以下をカットするSCー74までの26種類がラインナップされています。

SCフィルターのSC37~SC42まではUVフィルターと呼ばれる赤外線吸収フィルターです。

SCー46~SCー74までのフィルターはモノクロ撮影に用いられます。

シャープカットフィルターの中でも、可視光を吸収し、赤外線を通過するフィルターをIRフィルターと呼びます。

IRはInfra Redの頭文字。

赤外写真撮影用の用途で使われるフィルター番号はSC-64~IRシリーズです。
IR-76~IR-96まで11種類があります。

シャープカットフィルターの番号は、SCまたはIRの次に、JIS Bー7113に定められた通過限界波長にあたる数値がつけられています。

用途

赤外線フィルター

SCフィルターはモノクロ撮影で用いられるフィルターです。

SCー50は、500nm以下の光をカットするので、被写体の青色をモノクロプリントでは、黒く再現します。

IRフィルターは、可視光外の熱線のみを通過させられるので、外線撮影に用います。

フィルターの表示方法

IRフィルター86

IR-86
IRはInfra Redの頭文字、86は通過率50%時の波長を1/10した数値
つまり赤外線の中でも、860nm以下の波長をカットするフィルターです。

富士フィルムHP IRフィルター